雲龍寺の日記

トイレにまつわるエトセトラ

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トイレにまつわるエトセトラ

ただいま晋山式に向けた改修工事が着々と進んでいます。

その中でも目玉の一つと言えるのがトイレの改修です。

今まで当山のトイレは男女共用でありました。

当山に限らず昔のトイレは男女共用というのが当たり前だった訳ですが、昨今の状況などを鑑みても男女を分けて皆さんにより使っていただきやすいトイレにしたいというのが私の願いでありました。

今回は既存のスペースを利用しながら、ほんの少し外に増築をしてスペースを確保するという方法を採っていただきました。

すべて取り払われた状態。

新しい木材の部分が増築したところです。

木を塗装をして壁を塗ってもらえば何の違和感もありません。

大工さんの技術には本当に脱帽です。

あとは内装の仕上げを待つのみ。

さて、曹洞宗ではお手洗い、トイレのことを”東司”といいます。

はっきりとした由来は分からないようですが、トイレの守護神、「東浄・西浄」から来ているとの説もあります。

ちなみにお風呂は”浴司”といいます。

そしてそれぞれに守ってくださる仏様をお祀りしているのですが、東司の仏様は「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおうさま)」とおっしゃいます。

一切の煩悩や汚れを烈火で焼き尽くし、清浄にして下さる功徳をお持ちの仏様です。

一般的には東司内にいらっしゃることが多いのですが、当山は珍しく専用のお堂があります。

是非お越しの際はお堂の前で手を合わせ、「オン・クロダノウ・ウンジャク・ソワカ」とご真言をお唱えいただければと思います。

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